
2005年7月23日から24日にかけて放送された25時間テレビ、「FNSの日」。
僕はフジテレビの25時間テレビって、小学生の頃から好きでした。
一日中楽しいこと、おもしろいことを放送する。
そんな、子どもにとってしてみれば夢見たいな番組なんだもの。
今年も昨年の「楽しくなければテレビじゃないじゃん」っていうテーマを引き継いだ内容でしたね。去年のほうがおもしろかったかもって思うけど、比較の問題であって、今年もすごくおもしろかった。
今年の25時間テレビでのいちばんのヒットは、「セルヴィアモンテネェグロォ」かな。
エンディングで、総合演出をした
小松純也が、この番組を最後に制作を去るという話を聞いた時、ちょっとショックでした。小松純也さんは、「ダウンタウンのごっつええ感じ」「笑う犬の生活」「トリビアの泉」など、フジテレビのバラエティを多く手がけてきたディレクターの一人でした。
今のフジのバラエティの、一時代を築いたディレクターが、また一人現場から去ってしまいます。これも時の流れの宿命なのでしょうが、フジのバラエティ好きとしてはヤッパリ寂しいなぁ・・。
フジテレビのバラエティは、スタッフの名前が出てきたりして、出演者とスタッフの間でしか笑えない、そんな「うちわ受け」のねたが出てくるから、おもしろくないっていう人がいらっしゃいます。
見ている人たちのそれぞれの受け止め方だから仕方がないことだけど、決してそれが「悪いこと」ではないように、僕は思うんです。
番組出演者が、スタッフの名前を番組の中で口にするってことは、それだけ、出演者とスタッフとが、一緒になって番組作っているってことの裏返しじゃないでしょうか。
フジテレビには「名物スタッフ」と呼ばれる人たちが大勢居ます。「笑う犬」や「ごっつええ感じ」の小松純也さんや吉田正樹さん、「めちゃイケ」の片岡飛鳥さん。港浩一さん、水口昌彦さん、亀山千広さん、栗原美和子さん、などなどなどなど。
こんなにおもしろいバラエティを作っている人って、どんな人なんだろうって思うことは、自然なことだと思うんです。で、そんな「作り手」のエピソードとかが分かると、より一層その番組が好きになる。
スタッフが「タレント化」しているんじゃないか、っていう人も居ます。僕は、確かにアナウンサーにはそういう感じの人もいるかなぁとは思いますが、スタッフの皆さんは、あくまでも「裏方」という意識を持って作っていると思います。
ほら、「水曜どうでしょう」だってそうじゃないですか。出演者である鈴井貴之と大泉洋。このふたりに、ディレクターである藤村忠寿と嬉野雅道。番組では滅多に顔が映ることのないディレクター陣だけど、出演者とのやり取りを通して、出演者だけでなく、番組の作り手の人柄が伝わってくる。そんな人たちが作った番組を僕たちは見ている。そう思える番組の1つだと思うんです。
出演者だけでなく、作り手がどんな人なのか分かることっていうのは、決して悪いことじゃないと思うんです。
フジテレビの25時間テレビは、いろんな魅力があると思ってます。
全国各地をつないでの中継もその1つじゃないでしょうか。
今年は仙台放送のスマッシュおじいちゃんですね!
ああいう、素人さんだからこそできるほのぼのとした笑いっていうのが
25時間テレビならではなんじゃないかな。
ライブドアという大きな波の押し寄せた今年上半期のフジテレビ。
「作り手」であるスタッフ・社員の皆さんは本当に苦しんだんだろうと思います。
いろいろな想いが、今年の25時間テレビで、いい意味で「爆発」したんだと思います。
堀江社長を出演、しかも「想定の範囲内です」なんてセリフを言わせちゃう。
これが本来のフジテレビですよ。
番組制作スタッフはあの騒動の頃だってずっと思っていたと思うんですよ。
「ホリエモンにバラエティに出てもらおう」「コントに出てもらおう」って。
「ぜったいにおもしろい番組が出来ちゃう」って。
騒動のさなか、渦中の社長に、あえてコントに出演してもらおう。
そしてコントのオチに「想定の範囲内です」って言ってもらおうって。
フジテレビで、ようやく「想定の範囲内です」が、ギャグに使うことが出来る喜びを、制作者は嬉しく感じているんだろうね。