2006.05.16
PLAYSTATION3はデジタルエンターテインメントコンピュータ
ゲーム情報専門サイトである「IT media +D Game」や「GameWatch」での、PLAYSTATION3(以下PS3)のシステム開発担当者であるソニーコンピュータエンターテインメント、コーポレート・エグゼクティブ、ソフトウェア・プラットフォーム開発本部、本部長、兼ネットワークシステム開発部 部長、 川西 泉さんのインタビュー記事を読まれた方は薄々感じ始めているかもしれませんが、「PS3はもはやゲーム機ではない! PS3はコンピュータだ!」と、開き直って捕らえたほうがいいかもしれません。
ちなみに、SCEはニュースリリース(広報発表文)の中でPLAYSTATION3のことを「次世代ゲーム機」とは一言も述べていません。一体何と呼んでいるのかというと。「次世代コンピュータエンタテインメントシステム」です。
つまりSCEの意思は「PLAYSTATION3はゲーム機ではない!エンタテインメントシステムだ!」ということなのでしょう。
分かりやすい点から言えば、PS3のメニュー画面にはWebブラウザが搭載されているという点があげられるでしょう。PS3を使ってブラウン管でインターネット・・・。かつてSEGAが出していた据え置きゲーム機「DreamCast」を彷彿とさせますね。あっ、「ブラウン管」という表現はもう古いですね。
据え置き型ゲーム機におけるネットワークシステムは次世代では当たり前になること必死です。ネットワークシステムでオンラインゲームが遊べるだけではない様々なサービスが各コンソールで展開されることが期待されますね。
話をPS3に戻して、PS2にも入っていたオープンソースのブラウザ「Linux」がPS3にも搭載されます。PS3のマシンスペックを使ってLinux環境でソフトウェアを使うことが可能になるとすれば、通常のWindowsPCではかなりの負荷のかかる作業が、ストレスフリーでこなすことが出来る・・・そんなことも考えられるのでは?
20GBタイプと60GBタイプとの「仕様」の違いという不安要素も、このインタビューの中で若干緩和されている。
PS3とPSPとの無線LANをつかった連携も、実はUSBケーブルで可能(ただ、ロケーションフリーとしては無線LANのほうが便利)。HDMI端子も、手元にあるテレビにHDMI端子が有るか無いかの違いで選べばよいだけの話。メモリースティックやSDカードなどの入出力もUSBのカードリーダで可能。
こういったこともやはり、パソコンを拡張するときの感覚と似ているかもしれない。
SCEIとしてはこういう気持ちなはずだ。
「2006年11月11日にPLAYSTATION3というコンピュータを発売します。現時点ではこういう形で発売しますが、ハードウェアは今後進化・アップデートさせていくことも出来ます。ですからとりあえず現時点ではこの20GBタイプと60GBタイプをご用意いたしました。」
最初の予定にも会ったHDMIの2端子も、今後の展開と時代の要請によっては十分にありうる。
PS3ゲーム+BDプレイヤー+ネットワーク+etc。決して6万円は、高くは無い。
ただ、PS3に対する不安材料はまだ有る。それは振動機能のなくなった新コントローラー。振動を演出材料にしていたPS2のゲームには大きな痛手だ。
近くで爆破が起きると振動したりして、動体探知機レーダーとして振動したり、そしてICOにいたっては少女と手をつないだときの少女の脈拍をコントローラーの振動で演出していたりと、コントローラーの振動は重要な要素だった。
それが外されている。
だが、SCEもそこのところは分かっているはずだ。PS2までのコントローラーがPS3でも使えるようなコネクタが出てくるだろう。
ただし、PS3でPS2ゲームを遊ぶためのコントローラーでは意味が無い。従来までのコントローラーがPS3本体でも、PS3のゲーム以外ならば使えるようでなければならない。
PSやPS2のゲーム遊ぶときに、PS2のコントローラーがPS3でも使えるようになるならば、それは非常に大きな意義を持つ。「太鼓の達人」や「ドラムマニア」など、PS2のゲームには従来のコントローラーの代わりに特殊なコントローラーを差し込んで遊ぶものも少なくないからだ。
