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単なる可能性だけど・・・ゲーム業界未来予想図2

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使い古された感のあるフレーズですが、「年末にいよいよ次世代ゲーム機が登場します!」

「PLAYSTATION 3」は新しいエンターテインメントの提案を
「Wii」は新しいゲームとの付き合い方の提案を
そして「Xbox360」はdo!do!do!しようという提案を(?)
このように各社バラバラの方向性で、「ゲーム」の幅がより広がることでしょう!

・・・・・・って、本当にそうなのか??

今のゲームソフト市場のおよそ半分は、じつは携帯ゲーム機で占められています。しかもこの勢いはこの1~2年で急速に拡大して行ったのです。そしてまたハードそのものの売り上げも据え置き型ゲーム機を上回っており、実は「ゲーム機=携帯型」という状況が、今のゲーム業界を取り巻いているといっていいでしょう。

そしてこの最近、販売以来DSに押され気味だったPSPのソフトも次第に充実してきました。またPSPに関しては、ソフト開発者にかかるコストも開発ツールの値下げなどもあり、以前よりもその負担は軽減されつつあります。

そうなると、これは可能性の話ではありますが、今後2~3年、ゲームの開発も消費者によるソフトの購入も、その中心は徐々に携帯ゲーム機へと徐々に移行することが考えられます。ゲーム市場の中心が携帯ゲーム機へと移行すると、一体どのような影響が考えられるのでしょうか。こうした考え方をしていると、おのずとPS3やWiiの戦略的な部分が浮かび上がってきます。


まずPS3です。PS3はその価格からしてどう考えても「大人」がターゲットです。では「大人」をターゲットに考えた場合、どのような戦略が思い浮かぶでしょう。

大人になると時間が無くなる、とはよく言われます。確かにそうです。事実エンターブレインによる「大人になるとゲームをしなくなるのはなぜですか」というアンケートの1位が「時間が無い」でした。子供の頃のようにまとまった時間にゲームをする機会は徐々に減っていくでしょう。しかしそれでもゲームで遊びたい大人は、DSやPSPといった携帯ゲーム機に手を伸ばす。

さて、そんなゲームをするためのまとまった時間がなかなか無い大人は、PS3に対してどんな興味を持つでしょう。発売が2006年春から2006年11月に延期になるというニュースが各種報道番組で紹介されたことからも、PS3には話題性が十分あります。「買う」「買わない」は別として、「PS3の名前は知っている」という人は現時点では「Wii」以上に多いのではないでしょうか。

「PS3」の名前は知っているのであれば、「一般的な大人」は次にどういった点に興味を持つのでしょう。

それは凄くきれいな映像でゲームが出来るということよりも、Blu-ray Discの映画を観ることが出来たり、写真や映像を楽しんだりといった、ゲームではない部分に対する魅力を見出すのではないでしょうか。

では一方の「Wii」のターゲットは誰か・・・それは「家族」ではないでしょうか。世代を問わないより直感的な操作体系は興味を引くものだし、遊んでいる様子を見ているだけでも面白そう。

ところが、「大人になると時間がなくなってしまうのでゲームから離れてしまった」という人が多いのに、このWiiにどれだけの「大人」が飛びつくのでしょう。もし買ったとして、Wiiでゲームをする時間があるのかどうか・・・。

今回のこのWiiのスペックを見ると、ゲーム以外の機能はPS3と比べてさほど充実しているとは個人的には思えないので、果たしてWiiがどこまで持つのか不安だったりして・・・・・・。

PLAYSTATION 3とWii。この2つはいわば「ホームエンターテインメントマシン」としての役割を担うことが責務となっている。しかし広い目で見た場合、この2つが家庭の一番大きなテレビの横に置かれたとき、一体どういった使われ方をするのでしょうか。ゲームが据え置きから携帯型へと移行する中、この2つのホームエンターテインメントマシンがそもそも「ゲーム機」として使われるのかどうかさえ疑いたくなります・・・。

ですが、幸いにして今のゲーム市場は携帯機へと移行している状況にあります。そしてゲーム開発の中心も携帯機へと移行するのであれば、PS3やWiiと、PSPやDS、この両者の住み分けが見えてきます。

PS3やWiiのゲーム開発は2008年頃からようやく活発化するものと思います。とくに開発費用がかかるといわれるPS3のゲームは、いわゆる「少数精鋭」的な開発を進めていくものと思います。ただ、ソフトの売れ行き次第によっては、その開発は現在のPS2並みの勢いになることだってありえます。

それでもむしろこれからのゲームソフト開発は、PSPやDS、そしてPS3でダウンロード販売するためのちょっとしたゲームが中心となるでしょう。

しかしこれがもし現実のものとなると、ゲームのカジュアルゲーム化(ひまつぶしゲーム化)がいっそう進展していってしまうということでもあります。ゲーム市場の明るい未来を想像したいけど、ゲーム市場そのものが縮小する危険性は、今もまだ十分にある。

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