GT5への移行。その理由を深読みする
「Gran Turismo HD」の発売を中止し、「Gran Turismo 5」への開発に移行、人的資源を集中させることが決まりましたが、この理由というのを、ちょっと深読みしてみました。
これはたぶん、GTHDで予定していた「車やコースの課金購入システム」に対するユーザーからの批判というか、アレルギー反応が予想以上に大きかったからなのでは?と勘繰ってしまうのです。
カジュアルで手軽に短時間で遊べるGTというコンセプトだったはずのGTHD。だから収録する車を、レースを重ねることで獲得するといったシステムではなく、ミニカーを買うような感覚で好きな車を購入できるよう、課金制を取り入れたはずだったと記憶しています。
ところが、長時間のプレイが当たり前であると感じるGTファンからの反応は、そんなにいいものではなかった、と。
僕は、アーケードゲーム感覚で手軽に遊べそうなGTHDに、ものすごい魅力を感じていました。欲しい車を、自動車雑誌とかを見るような感覚で探して、手にしたい車だけを購入できる。これによってGTの世界をライトユーザーにもアピールできるチャンスだと思っていただけに、残念に思いました。
GTHDは「GTHDコンセプト」というふうに形を変えて、無料ダウンロード配信されますが、追加アイテムのダウンロード販売という仕様は採用されない様子です。
PCのオンラインゲームでは当たり前のように存在している「追加アイテム」ダウンロード販売は、XBOX360ですでに行われていますしPS3では「リッジレーサー7」で行われていますが、日本国内に関して言えばまだまだ一般的なものにはなっていないといえるでしょう。将来的には当然の仕様になってしかるべしであると思っているのですが、今回のGTHD発売中止によって、「追加アイテム課金制」システムの一般化が、またさらに遠くなりそうな気がします。
「追加アイテム課金制」は、GT5で導入されるはずです。しかし、PS3のメディアがBDですから、最初から数多くの車とコースがGT5に収録されるはずです。そうなると、必ずしも追加アイテムを購入しなくても不便なく遊ぶことが出来ます。つまり、追加アイテム課金システムがそれほど活用されることがないという状況が生じるのではないかと想像できます。
さらに、今回のGTHDコンセプトの無料リリースは、場合によってはGT5の売れ行きを左右しかねません。GT5の体験版的な存在でもあるGTHDコンセプトです。GT5は買わなくてもGTHDコンセプトで十分満足というユーザーもいるでしょう。そういったことになっては元も子もありません。
ですから、GT5が発売されるまでに、あと何回かGTHDコンセプトのバージョン違いが無料リリースされるはずですので、PLAYSTATION Storeでの追加車種のダウンロード販売に対応したGTHDコンセプトの無料リリースが行われるのではないかと思います。ここで購入した車は、GT5でも利用できるようであれば、GT5購入予定のユーザーにはそれほど金銭的な負担がかからないのでしょうし、GT5を購入する予定のないユーザーからは追加車種のダウンロード販売によって少なからず利益を得ることが出来ます。
GT4の時と同様に、紆余曲折の展開を見せようとしているGT5。全世界が注目しているビックタイトルなだけに、今後の展開が見逃せません。


かきろぐのかっきいです。
コメントありがとうございました。
「GT5は買わなくてもGTHDコンセプトで十分満足というユーザーもいるでしょう。」
ということですが、まさにその一人です。
このニュースを聞いて喜びました。
PS3は持っていますが、ゲームは購入予定は無いです。
体験版と無料ゲームをダウンロードして満足しています。
ただ、SEGAのSG1000IIからサターンまで+ゲームギアの延べ6台買い続けた過去を持っていますので「ソニック」だけは買っちゃうかもしれません。
ちなみに今はソフトウエアエンジニアをしていますが、プログラミングを覚えたのはSEGAのSG1000IIでのBASICが最初です。
テープに「ピーピーガーガー」と書き込んでました。
(TOMOHISA)
コメントありがとうございます!
GTHDコンセプトが、無料体験版以上の出来だったらいいんですけどね。いい意味でユーザーを裏切って欲しい。「やばい、GT5買っちゃいそう」って思わせてこその体験版だしね。
それにしてもSEGA歴が長いですね!スゴイ!
Posted at 2006.12.7 10:54 PM by かっきい