2007.03.02
米イマージョン社とソニー・コンピュータエンタテインメント 振動コントローラ訴訟を終結
米国連邦巡回控訴裁判所におけるアメリカのイマージョンコーポレーションとソニー・コンピュータエンタテインメントとの間での特許訴訟が終結を迎えたことがリリースされました(SCEからのプレスリリースはこちら)。この特許訴訟は、PlayStation及びPlayStation 2で採用されているDUALSHOCKコントローラーの振動機能をめぐるものでした。アメリカイマージョン社はDUALSHOCKコントローラーの振動機能の特許権について訴訟を起こしていたのです。
この訴訟、場合によってはアメリカでのPlayStation及びPlayStation 2の販売が規制されるという訴訟だったのですが、このたび両者がライセンス契約に同意し、円満解決となったわけです。
さて、今回の訴訟終結をきに浮上してくるであろう話題が、PLAYSTATION®3のSIXAXISコントローラーにも振動機能が搭載されるのではないか、というものです。前々からSIXAXISに振動機能をつけて欲しいという声はありました。しかし「振動機能搭載は無い」とSEC幹部は明言しているのです。ですが懸案事項だった振動機能のライセンス契約も合意されたわけで、技術的に難しいといわれているSIXAXISへの振動機能追加ですが、今回の業務提携でそれが可能となるかもしれないわけです。つまりあとは振動機能をつけるかつけないかという判断だけなんです。
とりあえず、イマージョン社のVictor Viegas CEOのコメントを読む限り、イマージョン社は振動機能搭載に乗り気のようです。そりゃそうですよね。これからのPS陣営のメインプラットフォームであるPLAYSTATION®3のSIXAXISに振動機能を付けることが出来れば、今後も自分たちの会社にライセンス料が入ってくるんですから。
「この訴訟を終結することができ、大変嬉しく思っています。SCEとの新たな業務提携によって、さらに進化した振動機能を全世界のプレイステーションゲームファンのために役立てていきたいと考えています。今後、プレイステーション製品群へのタッチフィードバック関連技術の搭載に向けて、様々な技術的な提案をしてまいります。」
(イマージョン社CEO Victor Viegas)
一方、SCEの平井一夫COOのコメントはどうかというと、「あまり乗り気じゃないんです」っていう感じはします。
「ユーザーの皆様に常に進化した新しいゲーム体験をお届けできるようイマージョン社と共同で様々な可能性を模索してまいります。新たなパートナーシップを通じ、同社の技を盛り込んだ新しく、革新的な製品の可能性が広がるものと期待しています。」
(SCEI 社長 兼 グループCOO 平井一夫)
このコントローラー振動問題。ライセンス契約の合意ということでいったん幕は引きますが、今後も尾を引きそうです。

