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CEROレーティングを考える

GLB Topics

個人的に非常に注目しているステルスゲーム「アサシンクリード」が、CEROレーティング「Z」(18+)となったことに非常に驚いています。僕の中では「D」(17+)だと思っていたのですが‥‥自分はとっくに18歳なんて過ぎてますから問題ないのですけど(昭和55年生まれ‥‥昭和)、プロデューサーが美人なのに「Z」だったから尚更吃驚(嘘)。

CEROレーティングについてちょっと勉強した方がいいかもしれないと、そう思ってちょっとCEROのホームページに行きまして、CEROの倫理規定やレーティング制度についての記述に目を通してみたのです。

基本的なことは書きませんが、レーティングの際に対象となる表現というのが存在すると。

〔性表現系〕‥キス、性行為、裸体、排泄、抱擁、水着・コスチューム、性風俗業、性的なものを強く想起させる表現、下着の露出、不倫
〔暴力表現〕‥出血描写、身体分離・欠損描写、死体描写、対戦格闘・ケンカ描写、殺傷、恐怖
〔反社会的行為表現系〕‥犯罪描写、非合法な飲酒及び喫煙、麻薬、非合法なギャンブル、虐待行為、近親姦・強姦、売春・買春、自殺・自傷 
〔言語・思想関連表現系〕‥言語・思想関連の不適切な表現

(CERO倫理規定より)

これらの表現項目には「上限」があって、それを超えてしまった表現・内容(=禁止表現)を含む家庭用ゲームにはレーティングを与えない‥‥つまり、そういうゲームは販売できなくなると。そういう仕組みらしい。

こうなると気になるのが「禁止表現」。これも明確にされています。

<性表現>
1.性器及び局部(恥毛を含む)表現
2.性行為または性行為に関連する抱擁・愛撫等の表現
3.性的欲求を促進、または性的刺激を与えることを目的としている放尿、排泄等の表現

<暴力表現>
1.極端に残虐な印象を与える出血表現。
2.極端に残虐な印象を与える身体分離・欠損表現。
3.極端に残虐な印象を与える死体表現。
4.極端に残虐な印象を与える殺傷表現。
5.極端に残虐な印象を与える恐怖。

<反社会的行為表現>
1.テーマ・コンセプト上必然性の無い大量殺人・暴行を目的としている表現
2.麻薬・抗精神薬等の規制薬物で、医療目的等の本来の目的以外に不正に使用されることを肯定する表現。
3.虐待を肯定する前提での虐待シーン表現。
4. 犯罪を賞賛、助長することを肯定する表現。
5.売春・買春等を肯定する表現、児童買春等の表現。
6.近親姦の表現、強姦及びこれに準ずる意に反する性的行為等を肯定する表現。
7.未成年による飲酒・喫煙表現を明確に推奨している表現。
8.自殺・自傷を肯定・推奨している表現。
9.不倫を肯定している表現。
10. 人身売買等を推奨している表現。

<言語・思想関連表現>
1. 一般に放送禁止用語・差別用語・不快用語に当たる言葉については、直接並びに間接的な表現や比喩も含み、中傷や蔑称に当たる用語の使用を禁止する。常識の範囲内で、使用する場面及び前後の成り行きにより必要と認められる場合はこの限りではない。
2.差別を助長する表現・用語
3.実在する人物・国・国旗・人種・民族・宗教・思想・政治団体を敵視または蔑視する表現で、なおかつ一方的に非難・中傷する表現。

<テーマ、コンセプト、システム>
必然性の無い「性」、「暴力」、「反社会的行為」、「言語・思想」の過度な取り扱い。

(CERO倫理規定 別表3より)

目を通しているうちに、今後発売されるゲームのことが頭をよぎりました。

「NINJA GAIDEN 2」です。このゲーム‥‥暴力表現の禁止表現にあたるものがほとんどじゃないですか!? あらためて禁止表現がどんなことなのかを知ってしまうと、ちょっと日本国内での販売そのものが危ぶまれるんじゃないかと思ってしまうのですが‥‥ちょっと心配。‥‥だからXbox360で出すんでしょうか?(なんつってw)

 

そこで「Assassin’s Creed」なんですが、レーティング対象となる表現項目のうち、おもに暴力表現でひっかかったんでしょうけど、別に「Z」じゃなくても良かったんじゃないかなぁ‥‥‥‥‥‥と、思っていました。でも、ひょっとしたら‥‥‥‥以下はあくまでも予測です。

基本的にこのゲームは、プレイヤーはならず者を暗殺するのが目的なんですよね。そしてプレイヤーは普通の街並みに溶け込み、ひっそりとターゲットに近づくわけです。この時、街の中を歩き回る一般人を自由に殺すことが出来てしまうのかなぁ~‥‥?

アクションゲームって、プレイヤーの行動を縛ることのない自由度の高さが重要視されたりします。しかしその自由度の高さが逆に、ステージ(箱庭)の中では何をやってもいい→犯罪的行為もできるという、倫理的に一線を越えた行動をゲームの中でとることが出来てしまうと、CEROとしてはそういったゲームに対して「Z」の烙印を押す傾向があるんじゃないかな???

 

CEROレーティングに対しては、クリエイターが表現したいこと、伝えたいことを、必要以上に制限してしまうのではないか、といった問題点も指摘されていますし、「Z」になる明確な指標が示されていないことも問題を複雑にさせているのかもしれません。

あと、日本のCEROレーティング自体が未成熟です。世界のレーティングの中にはCEROの「Z」に該当するゲームは、発売中止とまでは行かないものの、店頭に置くことが出来ないなど、厳しい措置がとられていると聞きます。

ただレーティングは「やらないよりはマシ」です。逆にやらないとゲームの社会的地位が低下するような気がして怖いし‥‥‥‥いろいろ思うところはあるんだけど、今回はこの辺で。

しかしホントに大丈夫かなぁ‥「NINJA GAIDEN 2」。

関連リンク
CERO コンピュータエンターテインメントレーティング機構 公式サイト
CERO - Wikipedia

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