MGS4発売直前 - SOLID SENSE #05 Tanker Incident and Big Shell Incident [MGS2]


SOLID SENSE #05 タンカー沈没事件/ビッグ・シェル占拠事件 - [MGS2]
Tanker Incident (2007) / Big Shell Incident (2009)
2001年発売『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY』のストーリーです。この作品で初めて2部構成になりました。MGS2の物語は展開が二転三転四転五転する内容で、これまでのシリーズ中で一番分かり難いといわれることがあります。
実際僕も把握しきれていない部分があります(だから何度も楽しめたりするんだけどね)
そこで今回は、いきなりこの2つの事件の真相に触れます。混乱を避けるため、「実は」というフレーズは極力使いません。では参りましょう。タンカー沈没事件、そしてビッグ・シェル占拠事件。この2つの事件の真相です。
【プロローグ】
2007年- マンハッタン沖で原油タンカーがあるテロリストによって沈没、マンハッタンに大量の原油が流出した。この史上最悪の環境テロの犯人の名前は、ソリッド・スネーク。かつて伝説の英雄と呼ばれた男。ソリッド・スネークはタンカーとともにマンハッタンに消えた。
2009年- 原油に汚染された海水を除染するため建設された施設「ビッグ・シェル」を、「自由の息子達」と名乗るテロリストが占拠、大統領を人質にした。テロリストのリーダーは、2年前に死んだはずの男、ソリッド・スネーク。真相を探るべく、新生FOXHOUND隊員、雷電がビッグ・シェルに単身潜入する。
【全てが仕組まれた事件】
『愛国者達』
アメリカを、そして世界の『秩序』を裏で「制御」する実体の無い組織。『愛国者達』こそがこの国の『秩序』でありこの国の『権力』。今彼らは己の支配と権益を守るため、デジタル情報の統制を行い、デジタルによって人々の記憶や行動を管理する計画を立ち上げた。
『Selection for Societal Sanity(社会の思想的健全化のための淘汰)』通称『S3計画』。
人間の意志をコントロールするシステム『S3』…この完成のためには、世界規模の情報統制を行うための超大規模情報処理AIシステム『G.W』の完成と、『G.W』を守る完璧なる要塞『アーセナルギア』の完成が不可欠。
【2007年 タンカー沈没事件/『アーセナルギア』建設開始】
「S3」の要である『G.W』を守るための『アーセナルギア』は、物理的なテロやサイバーテロから隔離された場所になくてはならない。そこで選ばれた場所がマンハッタン沖だった。
そして同時に、『愛国者達』にとって邪魔な存在である「海兵隊」と「ソリッド・スネーク」を消すための工作を謀る。
海兵隊は世界各国に広がったメタルギアの亜種に対抗すべく、そして己の利権を我が物とする勢力『愛国者達』の意図をくじくべく、対メタルギア用新型メタルギア『メタルギアRAY』を開発していた。
『愛国者達』はこの新型メタルギアを積んだ偽装原油タンカーをマンハッタン沖に沈め、その濡れ衣をソリッド・スネークに着せる事に成功。さらに『愛国者達』は『メタルギアRAY』の強奪にも成功。これを『アーセナルギア』護衛用に使うことになる。
こうして『アーセナルギア』建設偽装のための『海上除染施設ビッグ・シェル』建設が始まる。
【2009年 ビッグ・シェル占拠事件/『G.W』限界性能試験】
ほぼ完成していた『G.W』であるが、状況を判断するためのファクターが不足していた。そこで、『G.W』の有効性を実証するため、ひとつの極限状態を『G.W』が発生・制御・収束出来るかを検証する「演習」が計画された。それも2年前のタンカー沈没事件のときから。
演習のモデルとして採用されたのが、「シャドーモセス島事件」だった。
「シャドーモセス島事件」を再現するため、『愛国者達』はそれぞれのロール(役割)に当てはまるポーン(駒)をキャスティングしていく。
ソリッド・スネーク役=雷電
リキッド・スネーク役=ソリダス・スネーク
2人が選ばれたのは、彼らがスネークとビッグボスの関係に酷似していた為。ソリダスが育てたチャイルドソルジャーの中から雷電が選ばれたのは、過去の自分から目をそむけており、『愛国者達』が「保護」すべき大衆のモデルケースとしてうってつけだったから。
FOXHOUND部隊役=デッドセル
さらに「シャドーモセス島事件」を再現するため、「FOXDIEを模したコンピュータウィルス」「心臓発作によるエイムズの死」「エイムズと大統領の死」「忍者の登場」などの仕掛けを用意する。
しかしこのビッグ・シェル事件で「役割」を持たない「駒」がこのビッグ・シェルに現れた。ソリッド・スネークやオタコン、そしてリキッド・スネーク。
スネークとオタコンはこの場所で開発されているという新型メタルギアの破壊と、オタコンの妹エマをテロリストから救出するためにこの場所に現れた。自分達の意思で。
そしてスネークの登場によるリキッドの覚醒は『愛国者達』にとって今回のS3計画の「誤算」となった。無傷で回収するはずだったアーセナルギアが、リキッドの手により暴走しマンハッタンに上陸してしまう。
だが、雷電がソリダスを倒したことで『演習』は見事に成功に終わった。
‥‥しかしこれで物語は終わらない。
オタコンはスネークが持ち帰った光ディスクを調べ、『愛国者達』の正体を掴もうとした。ところが『愛国者達』をなす『賢人会議』メンバーは、100年前に全員が死亡していることが判明する。『愛国者達』とは一体?
【登場人物】(ネタバレあり)
<反メタルギア財団・フィランソロピー>
ソリッド・スネーク【Solid Snake】
元FOXHOUND隊員。シャドーモセスの英雄。シャドーモセス島事件の後オタコンと共に『フィランソロピー』を設立する。『愛国者達』の謀略でタンカー沈没事件の犯人にされてしまう。ビッグ・シェル占拠事件では「イロコィ・プリスキン」と名乗って潜入する。
ハル・エメリッヒ(オタコン)【Hal Emmerich (Otacon)】
元アームズテック社の技術者、「メタルギアREX」を開発する。スネークと共にフィランソロピーを設立。ビッグ・シェル占拠事件ではビッグ・シェルのセキュリティシステム設計者と偽りSEAL10とともにビッグ・シェルに潜入する。
メイ・リン【Mei Ling】
ソリトン・レーダーの開発者でシャドー・モセス島事件でスネークをサポート。現在はフィランソロピーの一員として、ナティックのSSCENから新兵器を組織に横流ししている。
<愛国者達>
雷電(ジャック)【Raiden (Jack)】
新生FOXHOUND隊員。しかしFOXHOUND自体が『愛国者達』によって作られた架空の部隊である。1980年代にリベリアでソリダスの元、チャイルド・ソルジャーとして戦った経験があり、トラウマになっている。その後『愛国者達』によって脳内に大量のナノマシン(インプラント 脳内移植機械)が注入され、記憶を操作されてしまう。
ローズマリー【Rosemary】
FOXHOUND内勤のデータアナリスト。本作戦のデータ記録とサポートを行う。実際には『愛国者達』の圧力で雷電の恋人を演じ、『愛国者達』の元へ報告していた。
大佐【Colonel】
FOXHOUNDの大佐。実際には『愛国者達』が作り出した情報処理システム『G.W』そのもの。
ファットマン【Fatman】
対テロ特殊部隊『デッドセル』のメンバー。実際には『愛国者達』に雇われた「S3計画」試験官。雷電との戦いで死亡=試験合格。
リボルバー・オセロット【Revolver Ocelot】
『愛国者達』からソリダスの元に送られたスパイ。シャドーモセス島事件ではソリダスの元から送られたスパイでもあった。シャドーモセス島事件の後、メタルギアの技術情報をブラックマーケットに横流しし、切り落とされた右腕にリキッドの右腕を移植。だが結果としてリキッドにその精神をのっとられてしまう。
オルガ・ゴルルコビッチ【Olga Gurlukovich】
ロシア私兵部隊のリーダー。タンカー沈没事件の時に妊娠していた。事件後行き場を失い、ロシアと繋がりのある非合法組織に拾われるも、そこは『愛国者達』の下部組織であった。そのため生まれたばかりの子供を『愛国者達』に奪われ人質にされており、それ以来『愛国者達』のスパイとしてソリダスに近づく。「S3計画」では雷電のサポート役という「役割」を持つ。雷電が死ぬと自分の子供も殺されるように仕組まれているため、雷電をかばう形でソリダスの手によって殺される。
リチャード・エイムズ【Richard Ames】
大統領の不審な動きを怪しんだ『愛国者達』から送られたスパイ。オセロットも『愛国者達』のスパイであるということは知らされていなかった。最後は『愛国者達』によって殺害される。
<サンズ・オブ・リバティ(自由の息子達)>
ソリダス・スネーク(ジョージ・シアーズ)【Solidus Snake (George Sears)】
第43代大統領であり、『恐るべき子供達計画』で作られた3人目のスネーク。『愛国者達』の支配を断ち切る為に『デッドセル』と共に起こした今回のテロが、『愛国者達』によって仕組まれたものだと知り愕然とする。フェデラルホールでの雷電との戦いで絶命。
ヴァンプ【Vamp】
対テロ特殊部隊『デッドセル』メンバー。ルーマニア生まれのナイフ使いで、超人的な動きで敵の攻撃をかわす。雷電により3度殺害されるが、その度に生き返っている。
フォーチュン(ヘレナ・ドルフ)【Fortune (Helena Dolph)】
対テロ特殊部隊『デッドセル』メンバー。自らに向けて発射された弾丸が当らない「幸運の女神」。実際には『愛国者達』が開発した電磁波兵器の影響であり。さらに『愛国者達』に対する憎悪が『愛国者達』による「作為」であった。オセロットが発砲した弾丸が着弾、致命傷となり死亡する。
ジェームズ・ジョンソン【James Johnson】
第44代大統領。ソリダスと結託して今回のテロの人質を装う。今回のテロで自分が『愛国者達』のメンバーになることを望んだ。しかしそのテロが「S3計画」の一端であり、『愛国者達』によって仕組まれたものだと知り愕然とする。オセロットの手により殺害される。だがそれも「S3計画」の中での自分の役割であると悟っていた。
<その他>
エマ・エメリッヒ【Emma Emmerich】
オタコンの妹。『G.W』とその機能を停止するウィルスを開発する。溺れる父を見過ごしたオタコンを恨むも、実際はオタコンを想い続けており、愛されることを望んでいた。ヴァンプの手により刺殺。
スコット・ドルフ【Scott Dolph】
海兵隊司令官(2007年当時)。世界中に拡散したメタルギアを「メタルギアRAY」で押さえ込もうとするも、オセロットにより殺害され、「メタルギアRAY」が『愛国者達』の手に落ちる。
セルゲイ・ゴルルコビッチ【Sergei Gurlukovich】
ロシアの私兵部隊のトップ(2007年当時。元GRUの大佐で「シャドーモセス島事件」ではオセロットと手を組んでいた。ロシアの再建を実現するためオセロットと共に「メタルギアRAY」を強奪するも、オセロットの手によって殺害される。
ピーター・スティルマン【Peter Stillman】
海軍爆破兵器処理学校(インディアンヘッド)の教官で、NYPD爆弾処理班の顧問。『デッドセル』のメンバー「ファットマン」は自らの教え子。5年前の教会を爆破してしまい右足を失い、「義足のピーター」の異名を持つ。SEAL10と共にビッグシェルに降下、爆弾処理の指示を出す予定だった。5年前の教会爆破で世間の同情を買おうと、右足を失ったという仮病を使ったと告白。「ファットマン」の爆弾トラップにかかり死亡。
リキッド・スネーク【Liquid Snake】
オセロットの右腕に寄生。覚醒の時を待っていた。オセロットの身体を完全に乗っ取ったのち、『愛国者達』を葬りに向かう。



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